阿蘇くじゅう国立公園について

阿蘇くじゅう国立公園は、昭和9(1934)年に誕生しました。本公園の大きな特長は、大カルデラにそびえる阿蘇山やその北に連なるくじゅう連山などの火山群、そして、その周囲に広がる雄大でなだらかな草原です。
公園南部の阿蘇山の周辺では、噴煙をあげる中岳の火口や美しい円錐形をした米塚、広大な草千里ヶ浜、それらを取りまく火口原と外輪山など、雄大で素晴らしい風景を連続して見ることができます。
また、公園中部のくじゅう連山の周辺では、あちらこちらで硫気現象がみられ火山特有の風景地が点在するほか、久住高原や飯田高原などの広大な草原、さらにはタデ原湿原や坊ガツル湿原など学術的にも貴重な湿地など、見どころが豊富な地域です。
公園北部には、別府や湯布院などの温泉の源でもある鶴見岳や由布岳が美しい山容を誇っており、山稜からは別府湾から由布院盆地、くじゅう連山までを一望することができます。

見どころ

鶴見岳

ロープウェイがあり、山頂からは眼下に別府湾が広がります。春はミヤマキリシマ、夏は清涼感、秋は紅葉、冬は霧氷と、四季を通じて楽しむことができます。

由布岳

由布院の背後にそびえ、秀麗な山容から豊後富士と呼ばれています。
山麓部は野焼きによる草原景観が広がり、秋には中腹の紅葉が見どころです。

やまなみ・ハイウェイミルクロード

阿蘇地域とくじゅう地域を結ぶ「やまなみハイウェイ」、阿蘇地域の北外輪山を通る「ミルクロード」は広大な草原とその先に連なるくじゅう連山、阿蘇五岳を望むことができる阿蘇くじゅう国立公園を代表する道路です。

坊ガツル湿原・タデ原湿原

くじゅう山麓湧水地に形成された中間湿原で、多様な地形・地質を反映し様々な生き物が生育・生息しています。山岳地に形成された中間湿原として国内最大級の面積を有し、ラムサール条約湿地に登録されています。

平治岳

登山客に人気の山で、山頂一帯にはミヤマキリシマの群落が広がっています。ラムサール条約登録湿地である坊ガツル湿原を一望できます。

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