霧島錦江湾国立公園について

霧島錦江湾国立公園は、我が国最初の国立公園の一つであり、昭和9(1934)年に霧島国立公園として誕生しました。本公園は、大きく北部と南部に区分され、それぞれ霧島地域、錦江湾地域として、特徴的な景観を有しています。
公園北部の霧島地域では、大小20以上の火山が連なり、火山活動に伴って誕生した火口湖、噴気現象、温泉及び高原などとともに、自然植生も多く残されています。霧島地域の主な利用拠点であるえびの高原、霧島温泉郷、高千穂河原、霧島神宮などには、多くの観光客などが訪れます。公園南部の錦江湾地域では、現在も噴煙を上げ地域のシンボルともなっている桜島を中心として、薩摩半島側には開聞岳や池田湖、知林ヶ島など、また大隅半島側には亜熱帯性植物が多く生育する佐多岬 、そして湾内の海域も含め特色のある景観が広がっています。

見どころ

開聞岳

秀麗な山体をもち、地域のシンボルともなっている火山です。標高922mの山頂は360度の眺望が開けており、桜島や霧島連山、大隅半島、屋久島まで見渡すことができます。

知林ヶ島

砂むし温泉で有名な指宿温泉の北側に浮かぶ島です。干潮時(年間80日程度)には砂州が現れて島までつながり、徒歩30分ほどで渡ることもできる陸けい島です。

佐多岬

九州本土最南端であり、駐車場から展望台まで整備された遊歩道沿いには、ビロウヤソテツ、ヘゴ等の亜熱帯植物が多く生育しています。

栗野八幡地獄

霧島火山の中でも最も古い火山の一つである栗野岳の麓では、激しく噴気をあげる地獄があります(私有地です)。

夷守岳

標高1,344mの火山です。特に北側から見た山容は美しい円錐形を呈しており、山麓の地名に由来する「生駒富士」とも呼ばれています。

韓国岳

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